当科の特徴

 

土曜日の午後に完全予約制の専門外来として診察時間を別に設けていますが、他の曜日の一般診療時間内でももちろん診療いたします。お気軽にご相談ください。

万一入院が必要な状態になってしまったときや、より専門的な検査が必要になったときは、ご家族の希望もあわせ、井原市民病院だけでなく、福山市内の福山医療センター、福山市民病院、中国中央病院、日本鋼管福山病院、また笠岡第一病院などと病診連携を行っており、ご紹介させていただくことが可能です。

 

取扱っている主な疾患・検査について

 

• 気管支ぜんそく

季節の変わり目やほこりがたったときなどに胸がゼーゼー、ヒューヒューいうのが特徴ですが、かぜをひくたびにゼーゼーいう子もぜんそくの可能性があります。ご両親やご兄弟がぜんそく、アトピー性皮膚炎などをお持ちの場合は可能性が高くなります。また、ゼーゼーがなく、咳のみが数か月続く咳ぜんそくというタイプのぜんそくもあります。
ぜんそくは環境整備と薬物療法の両方が必要です。軽いものであれば環境整備のみでよくなることもあります。掃除のしかた等の環境整備の方法についての指導を行いつつ、お子さまひとりひとりにあわせた治療法を提案していきます。

• アトピー性皮膚炎

皮膚が乾燥し、関節面などを中心にかゆみのある湿疹が続く疾患です。乳児では顔面が主体になります。かゆみのために夜眠れなくなったり、イライラしたり、また不眠のため昼間の眠気が強くなることもあります。治療法は保清、保湿といったスキンケアが基本治療で、これだけでよくなるケースもあります。赤くなったりかたくなったりじくじくしている炎症部位には炎症をおさえる塗り薬が必要です。この抗炎症薬はステロイドが基本ですが、最近は非ステロイドの塗り薬も登場しています。ステロイドに対して恐怖心をお持ちの方もおられるとは思いますが、専門医の指示のもとで正しい使い方をすれば、副作用なく症状を改善させることができます。かゆみをおさえる飲み薬を併用するのも効果的です。これまで複数の病院で治療を受けたが良くならなかった、という方もぜひ一度受診してください。保湿も抗炎症薬も、塗り方がとても重要です。正しい塗り方をしなければいくら良い薬でも全く効果を発揮しません。当院では時間をかけて塗り方について丁寧に説明いたします。不安や疑問点などあれば、ご遠慮なくご相談ください。くわしくご説明し、納得いただいたうえで、症状や希望に合わせた治療法を提案していきます。

• 食物アレルギー

乳幼児では上記のアトピー性皮膚炎に食物アレルギーが合併していることがあります。塗り薬だけでなかなかよくならなかったり、特定の食物を食べた後にぶつぶつがひどくなったりするようであれば、血液検査でアレルギーをおこす食物を同定し、必要に応じて除去します。母乳栄養の子の場合はお母さんに除去をお願いすることもあります。血液検査で陽性にでたものでも、実際に食べて症状がでないものは除去する必要はありません。また、除去が必要な場合でも、多くの場合では数年のうちに食べられるようになります。食べられるようになったかどうかは、負荷試験をして確認します。負荷試験とは、病院で除去食物を、決められた方法で少量ずつ反応をみながら食べていくものであり、当院で可能です。アナフィラキシーショックを起こしたことがあるような重症度の高い方については入院での負荷試験が必要ですので、福山医療センターや日本鋼管福山病院などの病院にお願いしています。
年長児では口腔アレルギー症候群という疾患がしばしばみられます。これは花粉症を持った方に多くみられ、モモやリンゴ、イチゴといったバラ科の果物や、スイカ、メロンといったウリ科の果物を食べると口の中やのどがかゆくなる、ピリピリする、といった症状が出ます。気になる症状がある方は一度ご相談ください。

• 花粉症

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主要な症状です。一部の方では顔に湿疹が出ることもあります。主に学童や大人の病気と思われがちですが、近年は低年齢化しており、2~3歳くらいから発症することもあります。春はスギ、ヒノキ、ハンノキ、夏から秋にかけてイネ科、秋にはブタクサなどが主要な原因となります。血液検査で原因抗原を推定することができます。毎年決まった時期に症状が出るので、症状が出る2週間くらい前から治療を開始すると効果的です。

• アレルギー性鼻炎

鼻水、鼻づまりが症状で、鼻づまりが強いと夜間不眠の原因になり、昼間の眠気をもよおします。内服、点鼻による治療を行います。

• アレルギー性結膜炎

目のかゆみ、充血、白い目やにがでます。ひどいときは白目のところがブヨブヨした感じになります。抗アレルギー剤の点眼を行います。

• じんましん

じんましんは軽く考えられがちですが、慢性化するとなかなか治りにくくなります。慢性化した場合は確実に症状をおさえてからお薬を減らしていく、といったように根気強く治療していかなければいけません。じんましんの約7割は特発性、といって特別な原因がなく出るものです。原因がはっきりしている場合はその原因を除去すればよくなりますが、多くの場合は刺激物やストレス、疲れといった悪化要因の除去につとめ、飲み薬で治療していきます。

 

携帯電話でご予約

 

携帯電話から簡単に受付予約できるよう、オンライン受付を設けております。
2次元コードに携帯電話にてアクセスしてください

※2次元コードが読み取れない方は、直接入力して、空メールを送ってください。

idc@yoyaku.coaplus.net

(入力方法がわからない場合は、0120-65-4441までお問い合わせください)